ピアノの指の独立について

大人からピアノを始めた方が最初につまずくことに、5本の指の独立が上手く出来ないことがありますね。
例えば、3の中指を打鍵前に伸ばそうとすると、気づかないうちに、2の人差し指の伸筋が緊張してしまうことが良くあります。

 

 

このように打鍵する際にひとつの指を上げると他の指や手首を動かす筋肉までが緊張してしまう人も多いことでしょう。
この症状は特に4の薬指に顕著に見られますね。
更に親指を広げた状態で、人際指や中指を親指の方に広げようとした時にも起こります。

 

 

そして、このような指を上げる時に不必要な筋肉を緊張させる癖を直すことが、指を独立させてスムーズにピアノを弾くには大切になってきます。
また、親指の付け根の筋肉が痛むことがありますが、それが原因で起きるのかもしれませんね。

 

 

こうした悪い癖を直すには、指、手首、腕の力を抜いてリラックスさせた状態で、指を1本だけ高く上げて伸ばしてみるトレーニングすると良いです。
この時には、隣の指などは動かないように注意して、そのままの状態を5〜10秒程度キープしてじっと動かさないでおくようにしましょう。

 

 

慣れないと他の指が動いても分かりませんが、意識を集中させて行うと、指の独立感が分かるようになってくる筈です。
あくまでd打鍵する時には、その瞬間に関節を曲げる筋肉を素早く動かせばいいのであって、その準備段階の指を上にあげる時にはむやみに力を入れて筋肉を硬直させる必要はありません。

 

 

実は、私もそういう癖を持っていたのですが、これを努力して直したので、大人からピアノを始められる年配の方でも練習やトレーニング次第でか必ず出来ると思います。
そして、ピアノを弾く時に指が自然に動くのが自覚できるようになれば、これまで難しくて思うように弾けなかったところも楽に弾けるようになってきます。

 

 

いずれにしても、過度な練習で指や手を痛めてしまうのは、多くの場合、奏法自体に無理があり合理的でない為に生ずると言われているので、ピアノがある程度弾ける中級者の方はもちろん、大人から始める初心者の方も正しい弾き方を最初に身につけえおけば、その後の上達が速くなるでしょう。